2016年10月16日日曜日

ワイン愛好家向けプネ・シャルドネ試飲会 @プーレヴァン




プーレ・ヴァンさんに到着です。すでにシャンパーニュは前の会でコメントしているので、ここでは料理の写真を掲載します。



前菜を松茸側から撮影



松茸下のムース


鶏皮の煮込み。ここでプネ当主がモツや皮などを食べられないことが判明


シャンパーニュと合わせる。


焼いているところ


レバーやハツなども内蔵なので当主は食べられない。


砂肝


正肉やボン尻。この辺りは当主も食べられたようです。


ロゼと一緒に。


当主は野菜もダメだったようです。


つくね


プネ・シャルドネのロゼとつくね


ズッキーニ


ねぎまと共に



中山丼


30年熟成のシャンパーニュ


お見送りです。当主夫妻はこれから新宿で遊ぶそうです。お気をつけてください。

プネ・シャルドネ 来日記念スペシャル企画! 生産者を囲む会@平野弥


プネ・シャルドネのオーナー夫妻が観光で来日され、平野弥で歓迎を兼ねた生産者を囲む会が開催された。


同様に昨日にも銀座SAGAYAさんで平野弥主催の囲む会が開催されています。本日はマニア向けで平野弥さんのテラスで実施された。カッコ内は平野弥の税別店頭価格です。


Alexandre Penet Extra Brut (5000)
以前と比べて果実味がのってきた。味わいの印象は涙のしずく型のようなティアドロップで、下側の膨らんだところに果実味が集まる。か弱いとそこから糸状に高域の成分が上方に伸びている感じになるが、これは味わいがのっており、膨らんだ果実の丸みからしずく型に上方へとどっしりと伸びていく。シャープさから全体が丸みを帯びた印象を受けた。


Alexandre Penet Rose Extra Brut (6000)
ロゼだが美しい放物線のようなきれな線がある。前者と同じくティアドロップ型であるが丸い底の部分は幅が半分程度でその分上方へスッと伸びている。分離している印象を受けるようなロゼは好みではありませんが、これは複数を重ねたり熟成で重なっているのではなく最初から1つの形になっていておいしく飲めます。


ゴボウの赤ワイン煮込み。何かおつまみをということで急きょ作られたもの。


Alexandre Penet Grand Cru Brut Nature (6600)
高いトーンのオレンジが美しく、飲んで口に残らず、上あごへ味わいが当たってくる。クリアという言葉が相応しい味わい。


2006年 Alexandre Penet Millesime Extra Brut (6600)
1本目は曇ったもやっとした風味と栗やバニラが目立ち、本調子でなさそうなので2本目へ。
2本目は香りに野菜などを含み繊細さと複雑さがある。急激に冷やしたこともあり泡は荒れているが、それでもおいしい。現当主は2009年に世代交代しているため、このヴィンテージは前当主のもの。

「写真なし」
Alexandre Penet Blanc de Blancs Extra Brut Grand Cru (7700)
到着して1か月なのでまだ暴れている。香りは黒い核が球体としてあり、その周囲を野菜などが衛星のように回っている。味わいはハンバーグのような楕円状の形で中核としてあり、そこから霧のように味わいがふわふわと降り注いでくる。ぶどうはCHOUILLY(シューイー)という村100%だそうです。

ここまでが軽いスタイルでアペリティフ向けに作っているAlexandre。
ここからがPenet Chardonnetは本質的、哲学的なオートクチュールという立ち位置で全く異なる。

違いを問われて当主が説明されたもので、自社畑のぶどうを使うかどうかということは関係ないそうです。そのため、今年仕込みのAlexandreには自社畑ぶどう100%のものも出るそうです。



Penet Chardonnet Grand Cru Terroir Escence Rose (10000)
丸く黒い香り、蜜の香りもある。渦巻き状に内側から外側へ向かって味わいがどんどん広がっていく。舌の上方空間が酸で満たされ、その酸はとげとげしさはなくクリアできれい。そしてとても広い空間が与えられる。明らかにAlexandreと異なり、Alexandreはおいしいという感覚だが、プネ・シャルドネになってからは空間や世界観を感じさせられる。

マロラティック発酵やフィルタ、澱下げのコラージュ、澱抜きなどはしていないそうです。酒石酸を除いていしまうと冷やしたときに分子レベルのバランスが崩れるので抜かないそうです。プネ・シャルドネになってから当主夫妻がデゴルジュマンを気にされている。デゴルジュマンによって熟成にかかわる時期が変わるのでかなり影響が大きいという話だった。


Penet Chardonnet Grand Cru Terroir Escence (8500)
ピエロの口やニコちゃんマークの口のような上側に弧を描いた形、バナナぐらいの幅を持ち味わいがむっちりと集まり、その形のまま口舌方向へ沈み込んでいく。一方で、味わいが小さい円を描きながら口の奥へ奥へと進んでいく。少しすると、宙に浮いた澄んだ空間に、きれな酸が整列して現れ、それが空間を走っていく。色合いは感じられず、水墨画のような印象を受ける。

2007年からそれらシステムをやっているそうです。どうやって始めたかという質問に対してはシェリーなどの古典的な方法を参考にしたという回答でした。




梨やブドウ

「写真なし」
2009年 Penet Chardonnet Lieu-Dit "Les Fervins" Verzy Grand Cru Extra Brut (12500)
チョークの香り。奥にはとても優しい果実と花、表面にはスイカの皮にある緑の要素もあり、それでいて上品。口に含むと下の中心近くに深みのある味わいが出る。
1か月前に入荷したものであるためだと思うが、世界観は感じられなかった。




2009年 Penet Chardonnet Lieu-Dit "Les Epinettes" Blanc de Noirs Verzy Grand Cru Extra Brut (13800)
香りが前に出てくる。海苔の香り、お焚き上げの香りもある。東洋らしいスパイスが感じられ、炭が燈っている感じ。色でいうと黄色の印象。大人の色気があり、空間が人にちょうど良い大きさ。
ぶどう畑の標高は前者「Les Fervins」よりも低く、遅摘みということです。







2010年 Penet Chardonnet Lieu-Dit "Les Blanches Voies" Blanc de Blancs Verzy Grand Cru Extra Brut (13800)
深く柔らかい香り。いくつもの蜜が含まれている。前者「Les Epinettes」とベースは同じだが、すごいポテンシャルを秘めている。今は静かだがすごく光っている。時間が経つといろいろな香りが出てくる。一方で味わいは弱くなる。味わいはマンゴーや黒蜜などがある。
まだ入荷して時間が経っていないということもあり、現地の衝撃的で波が迫ってくる感じからすると、まだかなり弱弱しくポテンシャルの20%ぐらいしか出てないように思える。しかし、いまでもエルヴェ・ジェスタンのような感覚を楽しめる。





Penet Chardonnet Grand Cru Cuvee Prestige Grand Reserve (13900)
熟成香り、シェリー香。カブトムシ、酸化香がある。2001年がベースで2002年に瓶詰めされたものです。熟成系統のワインは好みではないので、ここからコメントも少なくなります。



Penet Chardonnet Grand Cru Cuvee Prestige Diane Claire (18000)
シャンピニオン、カレー香、きのこのむあっとした感じがある。ドサージュは4gということで、ほとんど入れないようにしているという説明でした。



参加者の方、差し入れのメロン。ジューシーです。







Grande Reserve Collection Privee (非売品)
ウリの香りに、アーモンド、杏仁が香る。きらきらしてきれい、マンゴーなどの風味。ピュアで活き活きとしている。パンの香ばしく焼かれたところも出てくる。
ご夫妻がフランスからハンドキャリーで持ってきてくれた30年熟成の特別版。ヴェルジュ村のもので、おじいさんの代。ドサージュはゼロでマロラティック発酵なしです。


本日のラインナップ




プネ・シャルドネの当主ご夫婦です。ご主人は理系な感じで、奥様は笑顔が素敵な方です。


日本市場に出回っている参考としてだと思いますが、ウーリエが1本開けられました。プネ・シャルドネの後だとかわいそうです。ウーリエも現地で入手したものは世界観があるのに残念です。



ボトルにサインもしていただきました。

プネ・シャルドネは世界観があり、特に「Les Blanches Voies」はすごいのですが、現状を確認できてよかったです。マニアックな質問も多く、面白がり笑顔で回答してくれるご夫婦と楽しいワイン会でした。

これから夕方の部として半数ぐらいの方がタクシーにのってプーレヴァンさんへ向かいます。

2016年10月14日金曜日

松葉 栗きんとん


秋の季節になると色々試している栗きんとん。今のところ、中津川の「すや」さんが一番好みです。ただ、今年食べた「すや」さんは甘味が強くなっていて好みと外れできたように思えます。今年食べた中ではローソンの「栗きんとん」に衝撃を受けました。この価格でこの上品さという驚きです。


栗きんとん、6個1600円です。横浜駅の駅ナカ通路で販売していました。こちらの松葉さんはわかりませんが栗きんとん1個に4個の栗を使うということからすると価格は仕方ありません。


栗きんとんの形は一般的なもので、甘皮の茶色い粒粒も見えます。


いわゆる栗らしい香りがはっきりとあります。通常、人がイメージする栗に対する共通の香りだと思います。食べても同じで栗らしさが満載です。栗の殻を開けて中心で割ったときに見える核中心が少し色づいている部分、その周囲の味わいが中域の塊としてあるところが特徴です。最初に三盆糖の甘さがしっかりときて、その後は砂浜で水が染み込むが如くさっぱりと消えていき、ほのかな甘みがふんわりと残る程度で、栗の味を楽しめます。舌触りはねっとりしている点は好みではありませんが、全体の味わいはバランスがよくて好みのおいしさです。

松葉 岐阜県中津川駒場571
https://www.kurikinton.co.jp/

2016年10月13日木曜日

パティスリー プティ・ボヌール モンブラン、サバラン


都筑区のふれあいの丘駅前から3年ほど前に移転されたそうです。石川町の元町口裏通り側で通っているのに気づきませんでした。


オレンジ色がきれいです。


丸いドーム型のモンブランです。


モンブランは味わいは強くなく、甘さも程よいぐらいです。癖がなく、子供からお年寄りまで楽しめる味わいです。


サバランも同じくリキュールはほのかに香る程度で、シロップの甘味も控えめです。こちらも子供からお年寄りまで楽しめる味わいです。

自然な味わいで共通しているのは子供からお年寄りまで安心して食べられる印象を受けるところです。

パティスリー プティ・ボヌール(Petit*Bonheur) 横浜市中区石川町2-70
http://patisserie.mall.ne.jp/petitbonheur/