2017年1月2日月曜日

平野弥 新年会 その3


お試しシリーズです。12本もあります。すべて野村ユニソンさんの輸入です。


Cidere de Fer 2014 @野村ユニソン
素直なシードルの味わい。でも味わいが抜け気味です。エチケットがかわいいです。


ルネ・ジャン・ダール・エ・フランシス・リボのサインボトル3本です。


Rene Jean Dard et Francios Ribo Saint-Joseph 2010
香りが砂糖を焦がしたときの香り。味わいが苦くて飲めない。


Rene Jean Dard et Francios Ribo Saint-Joseph 2006
香りから厳しい。口に含んだ瞬間に背筋にゾゾゾッと悪寒がはしった。

Rene Jean Dard et Francios Ribo Crozes-Hermitage Rouge 2006
写真もコメントも残ってないので飲まなかったかもしれません。





次はルナ(月)というドメーヌのシラーです。エチケットがポップであり落着きもあります。


La Ferme des Sept Lunes   Saint Joseph Rouge 2012
色がよどんでいる。香りが濁っていて黒さを感じる。口に含むと、やはりゾゾゾッと身の毛がよだつ。

La Ferme des Sept Lunes Syrah 2014
中華麺の「かんすい」の香り。味はとりあえず飲める。


Domaine Lefort  Mercurey 1er Cru Castille 2013
香りがヒドイ。味はかなりヒドイ。ワインを飲むと頭が痛くなるという人の思いがわかる。


Philippe Jambon Une Tranche Sudiste
養豚場のような獣の香り。すごい味わい。

Domaine Lefort  Mercurey 1er Cru Champs Martin 2013
香りは普通です。味がすごい


ここから復活。QBGさんの焼きたて はちみつフィナンシェ


QBG 焼きたて・はちみつフィナンシェ。香ばしくて、やっぱりおいしい。



Domaine Schoffit  Rangen Grand Cru Pinot Gris 2010 @エスプリデュヴァン
名前からではないのですがピノグリに共通する「どんぐり」を感じさせる風味。酸味が活きていて、甘味が締まっておいしい。


ピラフ


Domaine Claude Dugat Bourgogne 2013

デュガにしてはかなり薄い香りと味わい。2013年は厳しいヴィンテージだそうです。


Domaine Claude Dugat Gevrey Chambertin 2008
濃く、密度が高い。デュガらしい。塩やミネラルが強い。それらの要素が強い分、表情が薄い。タイミングか時期がまだ早いのかもしれません。










Domaine Phileppe Pacalet  Ruchottes Chambertin Grand Cru 2013 @エスプリデュヴァン(40000)
中核あるがすっきりしている。酸味が強め。高域がしっかりあるので落ち着けばよくなっていくと思いますが、この段階であっても世界観が見えないのは残念です。


ボーペイサージュ TSUGANE la montagne 2014
梅、漬けた梅の香りなど自然派や日本のワインに感じるような和風な要素がある。



かなり飲み過ぎです。お試し試飲はかなり辛く苦行でした。新年会から厳しかった・・・・。
みなさま、ごちそうさまでした。

平野弥 新年会 その2


Claude Dugat  Bourgogne Rouge 2013 @6400
濃い紫を感じさせる香り。塩と海老、甲殻類の香りと冷涼さを伴う。味わいは香りと比べるとのっていない。香りの要素にある塩と甲殻類はデュガらしい。


Claude Dugat  Gevrey Chambertin 2013 @13100
アジアンな五香粉の香り、鉄分は少なく、黒い香りもない。そもそも色合いも黒くない。香りの要素には塩と甲殻類あるが以前より薄い。味わいも薄く水っぽさもある。通常の村名としては十分であるが、通常はデュガの村名であれば世界観を感じられるので残念。



Claude Dugat  Gevrey Chambertin 1er Cru Lavaux St Jacques 2013 @33100
黄色いバラ、塩やかっぱえびせん、海老やカニ、甲殻類などが豊富な香り。そこはデュガっぽさが出ているが味わいは薄い。


Amiot Servelle  Chambolle Musigny 2013 @10000
黒糖にたまり醤油のようなこってりさを感じさせる香り。ザラメもある。味わいは薄いがデュガよりは濃く、それでも骨格が格子状にしっかりとあり、後からキラキラさと枯れた風味も出てくる。



Amiot Servelle  Chambolle Musigny 1er Cru Les Charmes 2013 @15400
香りがきれいで澄んでいる。黄色と塩、甲殻類の香りで、きれいさとかわいらしさが特徴。味わいは今はACか村名ぐらいの濃さだが、これはおいしくなる味わい。エレガントというよりもかわいくキュートになりそう。




サラダ2種




Alain Hudelot Noella  Vougeot 1er Cru Les Petits Vougeot 2014 @12700
ザラメ、たまり醤油、甘い香り、濃く黒い香りに薄い香りも混じる。味わいはかわいらしく、ヴジョとしては薄いがデュガと比べると濃い。酸が弱いのでほっこりした甘さが出てきて、それがかわいらしく感じる。きれいで味もあるが薄め。


Alain Hudelot Noella  Nuits St Georges 1er Cru Les Murgers 2014 @12700
黒く、凝縮した香り。ブランデーや干しブドウ、焦げ臭などの黒さを感じさせる香りがある。味わいは枯れた風味で、樹皮の苦みがある。長期保管して時間が経つと妖艶さが出るタイプ。





柿の葉寿司


鯖寿司


本日の主役となるドーヴネのマジ・シャンベルタン


D'Auvenay  Mazis Chambertin 2009 @323100
ドーヴネらしい香り。ゴボウ、フルーツの香り、スミレ、寺院などいろいろな要素がある。ゴボウも鮮烈なタイプで、西洋ゴボウもある。口に含むと点から滑らかにスムーズに流れ、それが他の要素と滑らかにつながっていく。味わいは柔らかで温かい。濃いが緩やかで穏やかな香りと味わい。黒い核がある。


300本ぐらいのうち、ボトル番号は161でした。

その3に続きます。お試しの試飲です。


平野弥 新年会 その1


ここから新年会でエスプリデュヴァン輸入のワインです。


Champagne Andre Robert  Seduction 2008 @7400
泡がきれい。深みのある湧き上がる泉を感じる香り。口に含むとさっぱりした味わいで力むことなく澄んでいる。味わいがシュワっと同心円状に広がっていき、そのあとは水が流れるかのようにスーっとスムーズに奥へ奥へと流れていく。青りんごの風味が鼻孔に膨らむ。


Champagne Andre Robert  Seduction 2007 @7600
色が濃くなり、トロッとした香りで甘い香りを伴う。舌上の表面で細かく泡がシュワシュワと弾けて、その上方でふわっと膨らむ。熟成したリンゴの心地よい風味があっておいしい。少し冷やして時間をおくと香りも味ものってきた。現状は2008年よりも2007年が空間を感じられて楽しい。


Champagne Andre Robert  Grand Cru Le Mesnil NV @
表情のない香りと味わい。味わいは良いのに力が抜けている。→外に出して冷やしておく。・・しかし、結局飲み忘れてしまった。


Jacques Carillon  Puligny Montrachet 2014 @9300
ミネラルがピキーンっと広がる香り。ミネラルの平面から冷涼な湯気のように高域の柑橘が湧いてくる。味わいは12月の新着と比べると大人しい。到着したときに爆発してしばらく大人しくなることも多いので3か月か半年後でしょうか。


Jean Claude Ramonet  Pernad Vergelesses Blanc 2014 @7700
ミネラルが張る。そこにオレンジの上澄みである高いトーンだけ掬い取った香りだけのっている。口に含むと舌からは浮きつつも、舌には甘みがあり、上あごにミネラルが膨らんだバルーンのように張りつく。舌の近くには甘味の層があり、その上に柔らかい軟水が上凸の高さ5cm、幅15cmぐらいの円弧状にあり、さらに上あご近くには硬水やミネラルがある。この硬水部分は飲んで時間が経過するほどに味わいが濃くなっていく。時間変化を伴う時空間を感じられる。よいワインです。




Leflaive  Puligny Montrachet Clavoillons 2013 @29300
ミネラルが低いところに直径10㎝ぐらいの円状にある。たおやかな流れの中にキラキラとした香り。口に含むと舌の中心軸へ安定した味わいが棒倒しの棒が倒れこむようにのり、そのままずっと長く味わいと存在感が続く。ゆっくりと、ほわほわとした甘味が膨らむ。果皮の苦みが凝縮したものが後味に出てくる。時間が経つとすごくよくなる。現時点でゆったりとした風格や世界はあるが、まだまだ本領を発揮できていないポテンシャルの高さを感じさせる。


Champagne Waris Hubert  Cuvee Equinoxe Millesime Grand Cru Blanc de Blancs 2010 @11000
ガンガンと中心から香りが立ってくる。周囲がクリーミーでゆったりとして、粘度が高い香り。香りにポップさを感じ、甘さに濃縮さがある。味わいもポップアートで原色をパレットに丸く描いていったような感じ。味が荒れているが落着きもある。本領を発揮するととても濃いが、現状の方が濃すぎないので飲みやすくて好み。


Champagne Waris Hubert  Cuvee Equinoxe Millesime Grand Cru Blanc de Blancs 2009 @10000
1本目は粗め。2本目は私が吹かしてしまいました。すみません。3本目は繊細さと濃さが両立している。


砂肝


里芋

その2に続きます。次はデュガからです。

平野弥 新年会前のお試し試飲(アビコ輸入品)


天気がとてもよいです。
1月2日の新年会ですが、最初の30分間はアビコさんが輸入したワインを試飲します。


正月らしさが出ています。


一品持ち寄りで正月らしいものも多いです。


田作り


本牧スギヤマさんのレバーペーストとPAULのパン


コンテ


茹でピーナツ


かつお節たっぷりの手作り数の子




黒豆


ポテトサラダ


FLOのキッシュ


エッジの効いたマグロ


ここから2本がアビコさん輸入のシャンパーニュです。






Champagne Jose Dhondt Blanc de Blancs NV @アビコ
泡がブツブツとやや大きめに立ち上る。ミルキーな香り、ミルキーさがある。表面は温かく、底は冷涼さがある。リムーに似た香りの要素や雰囲気も感じる。味わいはすっきりしていて舌に甘味が残る。アンティッシュの方がシャープで軽快、楽しさもありその上安いのでアンティッシュリムーの方が好みです。


Champagne Jose Dhondt Blanc de Blancs OGER Millesime 2009 @アビコ
泡がブツブツとやや大きめに立ち上る。やや黄金色の外観。香りに深みがあり、奥から鼻孔へとスッと直球で鋭く香りが発ってくる。直球の周囲にはブリュレしたクリーム、黒さを感じる香りがある。味わいは暗めでもやもやした曇天の空を感じさせる。前者と同じ生産者で村とミレジメが限定されたものなので、同じ雰囲気を持ち、さすがにミレジメの方が香りの要素は多い。

お試し試飲1回目は終了です。次から新年会に入ります。